自動スリープに入らない場合の対処方法
対象プロダクト:Windows 11
カテゴリー:トラブルシュート
自動スリープに入らない
Windows 11 で以下のような症状で自動スリープに入らないという事象に遭遇する事があります。
- 自動スリープに入らない
- 手動スリープは入れる
- ログイン画面では自動スリープに入れる
その際、下記の設定変更で解決した事がありますので情報共有です。もし同様の症状であれば試してみる価値はあると思います。
[設定] > [アカウント] > [サインインオプション] で「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windows へのサインインを求めるタイミング」という設定を「常にオフ」に設定する事で解消しました。

この設定は何かというと、Windows をしばらく何もしないで放置した場合に、セキュリティ上の観点からサインインを求めるようにする設定です。
初期設定値は「PCのスリープを解除する時間」に設定されており、スリープ解除時にサインインさせる(いわゆる画面ロック)動作となります。 一般的にはスリープ解除時にログイン画面を表示したくない場合に「常にオフ」にします。
今回は何故かこの機能が邪魔をして自動スリープ機能の動作を疎外していたようです。
考えられる他の要因について
なお、自動スリープしない場合の原因としては一般的に以下の要因も考えられます。
- USB機器
- 更新可能なWindows Updateのコンポーネントが存在する
- グラフィックドライバの問題
- NICのWoL (Wake-on-LAN) が有効になっている
特にUSB機器に関しては全てのデバイスが電源管理に対応していることを確認する必要があります。

また、有線LAN接続の場合はWoLも意外な盲点です。(どこかからかマジック・パケットが飛んできている?)

基本、上の画像のように、デバイスの電源を切る機能は有効、コンピュータのスタンバイ状態を解除する機能は無効にしておけば良いかと思います。
公開日時:2023年06月16日 09:35:47
最終更新日時:2023年06月22日 02:12:06