Windows 8 / 8.1 の DSP 版は単体購入が可能

対象プロダクト:Windows 8.1
カテゴリー:製品レポート

Windows 8 / 8.1 のリテール版(パッケージ版)はアップグレード版のみになり、フルパッケージ版が無くなりました。
そのため、空のハードディスクへの新規インストールはライセンス上認められていません。

また、DSP 版は Windows 7 までは特定のパーツとのバンドル販売が義務付けられていましたが、単体販売が可能になりました。

これは、リテール版をアップグレードインストールのみに限定した代わりに、新規インストールをしたい方用に DSP 版の単体購入を可能にしたと考えられます。

このため、価格的にはリテール版の Windows 8.1 と、DSP 版の Windows 8.1 Pro がほぼ同じ価格帯になっています。
DSP 版が安いのは Microsoft のサポートが付いていないためです。 リテール版には90日間の無償サポートが付いています。

確かに、パソコンを購入した場合は Windows がプリインストールされており、またパソコン初心者の方もいるので無償サポート付きのアップグレード版のみというのは合理的です。

また、パソコンを自作する方は、それなりの知識や技術を持っているのでサポート無しの DSP 版を買ってもらうというのも頷けます。

また、もちろん Windows 8.1 Update のようにストアからのダウンロードインストールが、これからは主流になっていき、リテール版自体が無くなる可能性もあります。
Windows 10 の提供がどのような形態になるのかは興味深いですね。

なお、実際には、メーカー製パソコンのプリインストール OS をアップグレードする事が最も難易度が高い作業です。
メーカーの独自仕様、独自アプリ、多数のプリインストールソフトが予期しない問題を引き起こします。

ここは Apple 一社が製造、販売している Mac とは大きく異なる点です。
サポート付きで新規インストールが行えるパッケージが欲しいという要望も決して少なくないのではないでしょうか。

公開日時:2015年01月09日 07:30:34

なお、Windows Server VPS選びで迷ったらこちらの記事で主要VPSのメモリ容量ごとの月額、年額料金、リモートデスクトップ(RDS SAL)、Microsoft Office SAL料金を比較していますので、是非参考にしてみてください。

Windows技術情報の一覧に戻る

「製品レポート」に関する他の技術情報

このページのトップに戻る