WSL2でSystemdを使用する方法

対象プロダクト:Windows 11
カテゴリー:仮想化技術

Systemd で Apache や MySQL を自動起動できたら便利なのに…と思ったことがある人は多いでしょう。 じつは、WSL のバージョンが 0.67.6 以上であれば Systemd を有効化することができます。

Note自動では有効化されないため、以下の手順で手動で有効にする必要があります。

WSL のバージョンは PowerShell(ターミナル)から以下のコマンドで確認できます。

wsl --version

例)

>wsl --version
WSL バージョン: 1.2.5.0
カーネル バージョン: 5.15.90.1
WSLg バージョン: 1.0.51
MSRDC バージョン: 1.2.3770
Direct3D バージョン: 1.608.2-61064218
DXCore バージョン: 10.0.25131.1002-220531-1700.rs-onecore-base2-hyp
Windows バージョン: 10.0.22621.1992

もし、0.67.6 未満なら WSL をアップデートしましょう。

wsl --update

バージョンが 0.67.6 以上なら、Ubuntu にログインして、/etc/wsl.conf を開きます。

$ sudo vi /etc/wsl.conf

そして以下を追記します。

[boot]
systemd=true

最後に WSL を再起動ます。

wsl --shutdown

WSL の Ubuntu にログインして Systemd で Apache2 を自動起動に設定し、自動起動されることを確認してください。

$ sudo systemctl enable apache2

例)

$ sudo systemctl status apache2
● apache2.service - The Apache HTTP Server
     Loaded: loaded (/lib/systemd/system/apache2.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: active (running) since Thu 2023-07-27 08:28:35 JST; 1min 54s ago
       Docs: https://httpd.apache.org/docs/2.4/
    Process: 154 ExecStart=/usr/sbin/apachectl start (code=exited, status=0/SUCCESS)
   Main PID: 253 (apache2)
      Tasks: 6 (limit: 4694)
     Memory: 28.9M
     CGroup: /system.slice/apache2.service
             ├─253 /usr/sbin/apache2 -k start
             ├─301 /usr/sbin/apache2 -k start
             ├─303 /usr/sbin/apache2 -k start
             ├─304 /usr/sbin/apache2 -k start
             ├─305 /usr/sbin/apache2 -k start
             └─306 /usr/sbin/apache2 -k start

 7月 27 08:28:34 h670-win-p systemd[1]: Starting The Apache HTTP Server...
 7月 27 08:28:35 h670-win-p systemd[1]: Started The Apache HTTP Server.

以上、WSL2でSystemdを使用する方法でした。

公開日時:2023年07月27日 08:08:09
最終更新日時:2023年07月27日 11:27:00

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