Game DVR でゲームを録画してみた

対象プロダクト:Windows 10
カテゴリー:機能

Windows 10 には NVIDIA の ShadowPlay のようにフルスクリーンのゲームが録画できる Game DVR という機能が搭載されています。

ハードウェア要件

ゲームを録画するには以下の機能を搭載したグラフィックカードが必要です。オンボードビデオや安価なグラフィックカードでは対応していない可能性があります。
  • Intel Quick Sync H.264
  • NVENC
  • AMD VCEエンコーダ

参考Windows 10 でのキャプチャに関するハードウェア要件

録画の準備

ゲーム録画機能の有効化

まず、XBox アプリを起動し、[設定] > [ゲーム録画] を開きます。
ゲーム録画で、ゲーム クリップとスクリーンショットを録画」を有効にします。
追記(2020/7/28):
現在のビルドでは [設定] > [ゲーム] > [Xbox Game Bar] を開き、 Xbox Game Bar を有効にします。

バックグラウンド録画

ゲームのプレイ中にバックグラウンドで録画」は自動録画機能(いわゆるインスタントリプレイ)で、「直前を録画」に指定した時間(15秒~10分の間で設定可能)、直前の動画が保存(クリップ)されます。
Win + Alt + G の操作で設定した直前のxx秒/分間のプレイ動画が保存されます。ボス戦やレアイベントなどちょっと残しておきたい時に便利です。

なお、録画中はゲームクリップの保存はできません。そのため常に手動で録画開始する場合は、オンにする必要はありません。

追記(2020/7/28):
現在のビルドでは [設定] > [ゲーム] > [キャプチャ] を開き、 [ゲームのプレイ中にバックグラウンドで記録する] を有効にします。

録画時間

また、「ゲームクリップ」で「最長録画時間」を1時間か2時間に設定しておきます。(最長2時間)
最大録画時間に達すると自動的に録画が停止されます。
追記(2020/7/28):
現在のビルドでは録画の時間は30分、1時間、2時間、4時間から選べるようになっています。

オーディオ品質

初期設定ではオーディオのビットレートは 128 Kbps ですが、より高品質にしたい場合は、「オーディオ」の「オーディオ品質」より 192 Kbps にまで上げることができます。
追記(2020/7/29):
現在のビルドでは [音質] という項目名になっています。

マイク録音

ゲーム実況を行う場合は、「オーディオ」の「ゲーム クリップ録画時にマイク録音する」も有効にします。
追記(2020/7/28):
[録画するときにマイクを既定でオンにする] を有効にしておくと自動でマイク録音が有効になります。またマイク音量とシステム音量のバランスを調整できます。システム音量に関しては、[ゲームオーディオのみの録音] を有効にしておけば、ゲーム音のみ(OSや他のアプリの音は含めない)を録音できます。

動画の保存先

動画ファイルの保存先は、初期設定では [ドキュメント] > [ビデオ] > [キャプチャ] になっています。
保存先を変更するときはこの [キャプチャ] フォルダを任意の場所に移動します。

Note[キャプチャ] は特殊フォルダになっており、フォルダを移動することで保存先が変更されます。

動画の品質

初期設定では「ビデオ品質」と「ビデオ解像度」は「標準」になっていますので、両方とも「」に変更しておきましょう。

ビデオ品質の「標準」と「高」の違いは以下の通りです。「高」のビットレートは「標準」の倍になります。

解像度 標準
1080p 10 M bps 20 M bps
720p 4.5 M bps 9 M bps

Noteビデオ解像度については、ゲームと同じ解像度で録画され、1080p以上の場合は1080pに自動縮小されるようです。

ショートカット

録画のための初期設定のショートカットは以下となります。 機能ボタンが付いているキーボードなどは割り当てておくと便利でしょう。 ただ、フルスクリーンの録画の場合に使うのは「Win + Alt + R」くらいです。

ゲーム バーを開くWin + G
直前のプレイ動画を保存Win + Alt + G
録画の開始または停止Win + Alt + R
スクリーンショットを取得Win + Alt + PrtScn
録画タイマーを表示または隠すWin + Alt + T
マイク録音をオンまたはオフWin + Alt + M

Noteちなみにフルスクリーンの場合、録画が開始しても何の通知もされず、開始したかどうかはわかりません。
但し、「Win + Alt + R」で録画を終了した際には、「ポロリン」という Windows の効果音が流れます。
この点は ShadowPlay の方が分かりやすいですね。

追記(2020/7/28):
現在のビルドでは録画中は画面右上に録画停止ボタンやマイクのオン/オフのボタンが表示されます。

実際に録画してみる

「DOOM 3」を録画してみました。
Game DVR はフレームレート 30 fps (固定)で録画しますが、非常にきれいに録画できました。
フレームレート 30 fps は以前の YouTube の最大フレームレートと同じなので、YouTube にアップするのにも遜色はありません。

追記:
なお、現在は YouTube は 60 fps に対応しています。このため最大フレームレートで YouTube に上げたい人には Game DVR は使えません。
追記(2019/12/03):
現在のビルドではフレームレートが選択できるようになっており Game DVR も 60 fpsに対応しています。

公開日時:2016年05月29日 10:35:01

なお、Windows Server VPS選びで迷ったらこちらの記事で主要VPSのメモリ容量ごとの月額、年額料金、リモートデスクトップ(RDS SAL)、Microsoft Office SAL料金を比較していますので、是非参考にしてみてください。

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