HP Display Center や Dell DDM Monitor でモニターの設定を変更できる理由
対象プロダクト:Windows 11
カテゴリー:コラム
モニター設定を制御する方法
HP Display Center などのモニターツールを使用して、モニター(ディスプレイ)側の輝度、コントラスト、応答速度、入力切替などの設定が変更できるのは非常に便利ですよね。 通常であれば、モニター側の設定はモニターのメニューボタンからオンスクリーンディスプレイ(OSD)を呼び出して行います。 しかしモニターによってはメニューボタンの操作がし辛いものもあります。また、ゲームごとにコントラストや応答速度、黒色ストレッチをいちいち調整するのは面倒です。
そんな時に重宝するのは、HP や Dell などのモニター用のアプリケーションを提供しているメーカーのモニターであれば、Windows 上からモニターの設定を変更できるツールです。 このツールを使用することで、モニターに触れることなく、いつでもコントラストや応答速度などを調整したり、ゲームに合わせてプリセットの設定、読み込みができ、もうモニター側のボタンを操作することすら無くなります。 もちろんゲーマーでなくとも、Webブラウジングやゲーム、開発作業など用途に合わせて最適なモニター設定に調整したいという場合も多いでしょう。



モニターとの制御データ通信
この便利なモニター設定アプリは、特別な通知ケーブルを接続せずとも、DVIやHDMI、DisplayPortなどのデジタル映像出力接続はもちろん、D-Subなどの古いアナログ映像出力接続であっても利用可能です。 このPCとモニター間のデータ通信は、DDC/CI (Display Data Channel Command Interface) という規格に準拠したモニターとOSであれば、上記の一般的なモニターケーブルを介して行われます。
具体的には、Philips 社が開発した、I2C (Inter-Integrated Circuit) 用の線を使用して制御信号をやり取りします。I2Cはシリアルクロック (SCL) とシリアルデータ (SDA) の2本の線で構成されます。HDMIであればそれぞれピン15とピン16に割り当てられています。

DDCプロトコルとDDC/CIプロトコル
DDCバージョン1プロトコルは1994年8月12日に制定されました。その後DDCバージョン3を経て、1998年8月14日にDDC/CIバージョン1、そして2004年10月29日にDDC/CIバージョン1.1プロトコルが制定されています。
DDC/CI関連のWindows API
Windows にはDDC/CI関連のWindows API(モニター構成関数)が用意されています。詳しくは下記の Microsoft のページで解説されていますので、興味があれば参照していただければと思います。
公開日時:2025年09月15日 00:23:48
最終更新日時:2025年09月15日 01:07:28

